白く光る色がカッコよく見えることや、暗い道を明るく照らすことができること等の理由により、ヘッドライトをHIDやLEDに交換することを検討している人は多いようです。
どちらも人気なのですが、違いがよくわからない。その様な人も多いのではないかと思います。
ここでは、HIDとLEDの違いについて説明すると共に、どちらがヘッドライトにオススメなのかお話ししていきます。
車のヘッドライトの選び方は?
車のヘッドライトを選ぶ時に皆さんは何を基準に選んでいるのでしょうか?ヘッドライトには3種類のバルブから選択する事が出来ます。
<ハロゲン>
基本的には、このタイプを装着している車が多いです。特徴としては寿命が1000時間程度しか無い。価格は安いが明るさは他の種類と比較した場合に暗く感じる場合が多いです。
<HID>
現在の主流と言ってもいいヘッドライトになります。キセノンガスが充填されている為に高圧電流が必要となるためバラストを設置しなければならないのが、ちょっと難点です。寿命は数千時間にもなるのでハロゲンよりは高寿命になります。
<LED>
これからHIDに変わって主流になりつつヘッドライトになります。明るさは、HIDよりも若干落ちる又は同等程度になりますが、価格は一番高額になってしまいます。但し、寿命に関しては一番長く、数万時間とも言われています。
取付方法は【ハロゲン>LED>HID】の順番になります。ヘッドライトの交換が出来る方であれば、LEDライトは簡単に交換できます。
安すぎるものは選ばないほうが良いの?
自分の愛車にはどんなライトがいいのか?迷ってしまいますよね。価格から選べばハロゲンライトが一番安くなりますが、明るさと寿命で他の物より性能が落ちてしまいす。HID又はLEDに交換しようと考えるとやはりコスト面が高額な為にちょっと考えてしまいますよね。
ただ、インターネットなどではLEDやHIDが破格の値段の安さで販売されていますが、確実に当たり外れが強いと思っていた方がいいでしょう。
特にHIDは高電圧を使用することから、取付不具合や製品不具合によって、バルブがスパークして電気系統全てが黒こげと言う事もあります。ですから、安い物はそれなりの性能しか無いと思っていた方がいいでしょう。
LEDやHIDを購入する場合は、多少高額になりますが、安全面を考慮している製品を選ぶことが良いですね。
ヘッドライトのHIDとLEDの違いは?
まず、HIDとはハロゲンランプの様にフィラメントで光らせるのではなく、放電させて光らせるのが特徴だといえます。
ハロゲンランプと比べると明るさは約3倍、寿命は約5倍、消費電力は約3分の2で済む為、省エネなのが特徴ですが、バルブ交換だけでは点灯しない為、専用の部品の取り付けが必要となり、初期費用が高くなることがデメリットだといえます。
一方、LEDはバルブ交換だけで点灯する為、HIDに比べて取り付けの手間と初期費用が抑えられることが特徴です。さらに、寿命はHIDよりもさらに長く、消費電力もHIDよりも少ないことが特徴といえます。
オススメのヘッドライトはどっち?
しかしながら、明るさの面では、HIDよりもかなり劣るというところがデメリットになります。
これらのメリットとデメリットをはじめとした、HIDとLEDの違いを理解した上で、自分が求めているものがHID寄りなのかLED寄りなのかを見極めることが必要となります。
とにかく明るい方がよいというのであれば、HIDがオススメとなりますし、コストを抑えたいというのであれば、LEDがオススメとなります。
まずは、HIDとLEDの両方をしっかりと見比べて、自分の要望を満たす方を選ぶように心掛けたいものです。
HIDやLEDに換えたら光軸調整が必要?
ハロゲンランプからHIDに交換した場合には光軸調整は必要になります。店舗で取り付けた場合でも光軸調整は別料金で行われる事が多いので、行わない方が大半を占めているのではないでしょうか。
特にHIDの場合はリフレクターを交換しないでHIDにすると光の拡散が強くなりすぎる傾向があり、対向車からパッシングされるケースもあります。ハロゲンライトからHIDに交換する場合には光軸調整は確実に行いましょう。
ハロゲンライトからLEDに交換する場合にはリフレクターによる光の拡散がほぼ無いと言ってもいいので、極端な光軸調整は必要ありませんが、対向車に対する幻光等を押えたい場合には光軸調整を行っておいた方がいいでしょう。