ディスチャージヘッドライトとは、オレンジかかった光のフィラメントを発光させるハロゲンバルブとは異なり、発光カプセルに封入されたキセノンガスと金属ヨウ化物を発光させたもので、HIDシステムを採用しているライトになります。
ここでは、使っている人の評判や交換費用についてご紹介します。
ディスチャージヘッドライトを使っている人の評判は?
現在新車を購入するとディスチャージヘッドランプがグレードによっては標準装備されています。またハロゲンヘッドランプからディスチャージヘッドランプに社外製部品で新たに取付を行った方も多いのではないでしょうか。
当然ながら物には全てメリットとデメリットが存在していますから、ディスチャージヘッドランプにもメリット・デメリットが存在しています。さっそく見ていきましょう!
<メリット>
1.とにかく明るい
ヘッドライト点灯時明るいと事故を起こす可能性は低くなります。
2.消費電力が低い
消費電力はディスチャージヘッドランプの消費電力の約半分で点灯する事が出来ます。
3.長寿命
ハロゲンランプとはちがい、電球内にフィラメントを使用していません。ディスチャージヘッドランプはキノセンガスが充填されているので、寿命が約3~5倍にもなります。
4.カスタム性
ハロゲンランプよりも光量が高いため、白っぽい感じになるので、最初の車のカスタムには最適。
<デメリット>
1.コスト
バルブの寿命や故障の場合には、1ランプあたり1万円以上の金額が掛かります。
2.雪国での使用
消費電力のため、ヘッドライトに付いた雪や氷を自力で溶かす事が出来ないために、照射範囲が狭くなって行ってしまう。
ヘッドライトのちらつきの原因は?
夜間走行時にディスチャージヘッドランプがちらつく事があります。バーナー(ランプ)にパルスを送るバラスト(電源安定装置)は9v~16vの範囲で正常に作動しますが、9v以下の電圧になった時にちらつきが発生します。
ちらつきは、アイドリングや低速走行時のブレーキング時に発生する事が多いですが、メーカーやディーラーでも詳しい原因がわかっていないようです。
交換はバルブだけじゃダメってどういうこと?
ちらつきの現象はメーカーでも原因がわかっていない為に、バーナーを交換する方法しか対策はなさそうです。他に考えられるのは、オルターネーターが作動していない、バッテリー残量が少ない、バラストが故障している等も考えられます。
バーナーだけを交換しても同じ症状が出る場合には他の原因を考えなければなりません。この場合にはオルターネーターの作動確認をしましょう。作動していないようならオルターネーターの交換になります。バッテリー残量が少ない場合にはバッテリー交換を行いましょう。
バラストが故障している場合に、電圧が一定に安定しないで ちらつく原因をつくっている可能性もあるので、この時はバラストの交換も考慮にいれなければなりません。
価格や交換費用はいくら?
電球の光はいろいろな色があり、ディスチャージヘッドライトはオレンジがかった色のものではなく、蛍光灯の少し青白い灯りになっています。
価格は、一般的にハロゲンランプのヘッドライトよりは高くなっていて安いものだと4000円くらいでありますが、ほとんどは1万円~2万円くらいになります。その代わり、ハロゲンランプよりもHIDの方が明るく、色温度がオレンジよりも青い方が高いので明るく感じます。
ディスチャージヘッドライトに交換する場合、費用はサービス工場などで交換してもらう場合、1万~3万円くらいかかります。ただ、交換費用は店舗によってかなり違うので、見積もりを出してもらうことが必要です。
ディスチャージヘッドランプの寿命はハロゲンランプの10倍程度あるので、交換費用や値段が高くても、頻繁に交換する必要がないので、長い目で見るとかえってお得とも言えます。